対人恐怖症の中核症状として対人緊張、赤面恐怖、蒼面恐怖、表情恐怖、態度恐怖、醜貌恐怖、視線恐怖、関係念慮ないし関係妄想がみられることがある。 こう症状を羅列すると、対人恐怖症はさらにさまざまな下位類型に分けうるのかと思う・・・
「赤面恐怖」の記事一覧(8 / 9ページ目)
対人恐怖症に立ち向かう姿勢
“自分の笑顔が気になるという人” 対人恐怖症というと、赤面恐怖のようなものをすぐに思い浮かべるが、実際には、実にいろいろな種類がある。 笑顔が気になるという人もいる。 つまり、自分の笑顔が他人に不快を与えると・・・
対人恐怖症の表情恐怖段階
”怒ったような笑ったような顔” 対人恐怖症患者の赤面するまいという克服努力の反自然性は、その結果にあらわれる。 その克服努力を繰り返していくうちに、本当に赤面しない人間になっていく。 内面では、いまにも赤面するのではない・・・
対人恐怖症とは負け惜しみの意地っ張り
”リンゴのように真っ赤になろう” このような事実を考えると、たとえ赤面恐怖症患者が赤面の悩みを執拗に訴えようとも、赤面恐怖とは赤面することのできない病いである、といわざるをえないのだ。 この点を見事に喝破し、その後の対人・・・
赤面恐怖症の変化の過程
”赤面できない病” 変化の過程をくわしくみると、次の三つの興味深い現象が認められる。 ここでは説明の便せん上、赤面症状にかぎって述べることにする。 1、症状狭窄現象 多くの対人恐怖症患者はもともと対人関係の「間」に著しい・・・
赤面が恥辱の烙印となる対人恐怖症
●仮面になった顔――表情恐怖 ”赤面が恥辱の烙印に” <赤面恐怖>段階についての説明で、世間体といった単純な考えでは十分にその全貌をとらえられないことを指摘した。 端的にいえば、この段階の対人恐怖症状は、自他の「間」の困・・・
対人恐怖症と「行動は、背後にある動機を強化する」
●自分のほんとうの気持ちに眼を向ける ”勇気をもって、まず踏み込む” 対人恐怖症の人は自分がもっとも恐れている焦点に眼をすえることができず、そのまわりをぐるぐるとまわっているような真似をしていたのでは、いつになっても、不・・・