父母兄弟の喜ぶ顔が見たい 対人恐怖症(重症の赤面恐怖症)の克服日記第八十六日:姉から来た先生へ手紙を読んだ。 姉の心尽くしが、全く有難くなった。 今までは、姉からの親切な慰めの手紙でも、当たり前のように思い、自分がこんな・・・
「赤面恐怖」の記事一覧(5 / 9ページ目)
重症の赤面恐怖の克服例NO.5
気持ちは気持ち、仕事は仕事、別々である 対人恐怖症(重症の赤面恐怖)の克服日記第八十一日:この頃私は、仕事をするのが愉快で、うれしくてならない。 何の仕事にも工夫ができ、興味が湧いて、仕事そのものになりきるようになった。・・・
重症の赤面恐怖の克服例NO.4
自分が意地っ張りということがわかるようになった 対人恐怖症(重症の赤面恐怖)の克服日記第五十五日:先生から、水差しを持って行くように命ぜられた。 その時に、炭入れに炭がなくなっているのが目について、これをいっしょに持って・・・
重症の赤面恐怖の克服例NO.3
負け惜しみは、勝ちたがりになればよい 雑誌「神経質」第一巻第三・四・五号に、「入院患者の日記」のうちに森さんとあるのが患者のことで、常に森田正馬の説得の引合いに出されているのである。 本人の日記が、起床第五十一日までの分・・・
重症の赤面恐怖の克服例NO.2
両親が療法を信じない ついに、昭和六年十二月、森田正馬の診察を受けに来た。 思ったよりもかしこそうな顔つきで、応対も割合にハキハキしていたから、入院を許すことにしたのである。 入院したところが、その後、成績が面白くない。・・・
重症の赤面恐怖の克服例NO.1
対人恐怖症は敬意に乏しい 本例は、十八歳、農家の娘、高等女学校卒業。成績は上等である。 昭和六年の十二月に入院して、在院日数三カ月十二日。ようやく全治退院することができた。 昭和七年三月に退院して、一ヵ月の後に全治の喜び・・・
赤面恐怖の克服例NO.15
対人恐怖症(赤面恐怖)克服記録その後 対人恐怖症(赤面恐怖)克服記録翌年、三月初めの彼の手紙には「私は毎日、上野の図書館へ行きます。 赤面するが、先生の『堪えよ、突入せよ』をモットーとして、赤くなろうが、青くなろうが堪え・・・
赤面恐怖の克服例NO.14
赤面恐怖克服 対人恐怖症(赤面恐怖)の克服日記十七日:胃の具合が悪かったが、今朝は下痢になった。 構わず、アスパラガスの畑へ仕事にいった。 地中に深くもぐっている株を掘り取るのは、かなりの仕事である。 下痢をしたが、別に・・・
赤面恐怖の克服例NO.13
凡人の自覚 対人恐怖症(赤面恐怖)の克服日記十三日:先生は、おまえの価値はこのくらいだと一言も言わずに、私に私の価値を知らせて下さった。―何らの失望も伴わずに―私は英雄でも豪傑でもなかった。 純な弱い子どもだったのだ。 ・・・
赤面恐怖の克服例NO.12
職業は人によって貴賤あり 対人恐怖症(赤面恐怖)の克服日記十二日:起きれば美しい未明であった。 久しく会わなかった懐かしい冬の朝だ。 星がキラキラ光っている。 海岸へ出る。 三崎半島には、もう朝らしい明るい光が芽生えてい・・・