罪の意識が顕著にみられる<視線恐怖>段階の症状構造を明らかにすることにしたい。 <赤面恐怖>→<表情恐怖>→<視線恐怖> 症状変遷の進展とともに前段階の症状が背景化・潜在化する。 その過程をくわしくみると、面白い現象が認・・・
「視線恐怖」の記事一覧(4 / 5ページ目)
森田療法と対人恐怖症
社交恐怖と対人恐怖症 ピエール・ジャネという人の名前はご存知ない方も多いかもしれません。 オーストリアの医師で無意識の心理学と、それに基づく心理療法である精神分析を始めたジグムント・フロイトの影響を受けた精神分析の大家で・・・
対人恐怖症の人と「間」
”「間」とはなにか” 「間」といえば、日本における「間」の文化が思い出される。 ところが、「間」という言葉はいろんなつかわれ方がされていて、それらに共通する意味をとりだすことは、大変難しいようである。 南博編『間の研究』・・・
対人恐怖症と三つ子の魂百まで
「三つ子の魂百まで」 そもそも対人恐怖症の精神療法における親子関係の重視は精神分析学に由来するものといえる。 が、実は、もともと「三つ子の魂百まで」ともいわれてきたように素朴な認識には軽視しがたい重みがある。 実際、対人・・・
対人恐怖症の視線恐怖の病状変遷の複雑な例
”意地っ張りだがすぐ折れる” (参照) ところで、この点をF子さんに指摘し、「あなたの話を聞いていると、たいへんな意地っ張りだね。負けず嫌いで折れるということを知らないんじゃないの。意地も結構だけど、かえって生きにくくな・・・