人の視線が気になる、怖い 大学3年生の大高くん(仮名)は、ある日、大学で、講義終了後の教室に残り、提出期限の迫ったレポートを書いていました。 するとそこに、数名の女子学生のグループが戻ってきました。 どうやら忘れ物をした・・・
「視線恐怖」の記事一覧
森田療法でみる神経質症状
神経質症状は人によってさまざまであり、なかには一人で数種の症状を持つものもあり、またある時は対人恐怖症、ある時は不眠症とか同一人で症状が移り変わることもある。 症状の形は種々あるが根本は同じようなもので、治療の原因も共通・・・
森田療法による対人恐怖症の治療8
視線恐怖の例 ニ十九歳女。 これも対人恐怖症の一種であるが、対人恐怖症患者は、五歳の子の母で、かつて女学校の音楽教師を勤めたことがある。 対人恐怖症患者の訴えるところによれば、対人恐怖症患者は幼児期から小心で、学校でも、・・・
森田療法での対人恐怖症の治療2
赤ん坊の顔さえ正視できない 昭和4年秋に、先生のご診察を賜ったことのあるものです。 その後、不養生の結果、ますます症状を悪化させましたが、今はほとんど全快に近いまでになったような気がいたしますので、喜びのあまり、こんなこ・・・
重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服記(治療編)No.20
いたるところに仕事がある 重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服記、退院後、八月三日の手紙。 「(前略)家に帰って驚いたことは、種々のことに気の付くことであります。(略)今日も、兄の家で、風鈴の壊れたのや、簾の破れたのを修繕し・・・
重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服記(治療編)No.19
重症の対人恐怖症(視線恐怖)患者の日記全体については、細字にて、記述詳細にわたり、毎日の仕事のこと、自己内省のこと、私の講和の条項、要領など、漏らさずに書いてある。 重症の対人恐怖症(視線恐怖)患者の症状のことでは、警句・・・
重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服記(治療編)No.18
自分は苦しくても人を喜ばせる 重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服日記第六十八日・・・午後、先生に根岸病院に連れて行っていただく。 病院では、講演のあった後、先生が、自分の日記を読まれて、自分の治病経過を説明して下さった。 ・・・
重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服記(治療編)No.17
劣等だから人より以上に努める 重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服日記第六十三日・・・弟に、手紙を出す。 病覚に捉われている間は、しきりに弟に対して、なにゆえに自分に同情してくれないかと不満に思った。 そして弟の良い点を見て・・・
重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服記(治療編)No.16
睡眠は五、六時間でよい 重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服日記第五十一日・・・午後、先生と一緒に松坂屋へ行く。 百貨店へ行くのは、数ヵ月振りのことである。 行ってみて、自分の様子のかわっているのに驚いた。 以前は、汗を流し・・・