ある新聞の経済記者をしていますが、大会社の幹部社員にインタビューするとき、出されたお茶を飲もうとすると手が震えてしまうのです。 このような症状が進行するにしたがって、「こんな記者に話はできないと思われているのでは」と考え・・・
「森田療法」の記事一覧
森田療法でみる赤面恐怖症
ことし、大学を卒業し、中学校教諭の採用試験を受けて教師になりました。 はじめての授業のとき十分に下調べをして臨んだつもりでしたが、不安感がつのり、だいぶあがっているなと自分でも気がつくくらいで、なかなか緊張がとけません。・・・
日本人が最も陥りやすい神経症は対人恐怖症
私達日本人がもっとも陥りやすい「心の病」は何でしょう。 私たちの心の病は、もちろん個人の問題です。 しかし、この世で個人個人が、別々の国家に住んでいるわけではありません。 私たちは、日本という一つの確立された社会のなかで・・・
森田療法で赤面恐怖症の寛解と他の治療法
近くの総合病院の精神科に通っていますが、森田療法以外にはどのような治療法があるのですか。 森田療法が世界的に注目されるようになったのは、べつに不思議ではありません。 現実に治療効果があり、しかも科学的な裏付けがあるのです・・・
ストレス反応を見抜く、赤面恐怖の事例
同じストレスを受けても、個人の性格によって受け方が違うものなのでしょうか。 たとえば、転勤というストレスを受けた場合、ある人は、最初のうちこそ生活の変化、職場の変化のために強い不安を覚えたり、胃が重いというような状態に陥・・・
対人恐怖症の森田療法「あるがまま」に生きる
「心の病」を治す方法として、森田療法があると聞きました。 森田療法の特徴は、どんな点ですか。 森田療法とは、基本的には、かつて「神経衰弱症」と呼ばれ、治療困難な病気の一つと思われていた「心の病」を、病気ではなくて、いつだ・・・
振戦恐怖の克服を森田療法で考える
ある晩のこと、主人の客が訪れお茶を出すときに、手が震えてお茶をこぼしてしまいました。 これが気になって、次にビールを注ぐときにも、コップに瓶がカチカチとあたるくらいに手が震えました。 私は元来神経質で、対人恐怖症を抱えて・・・
対人恐怖症の劣等感を森田療法で考える
課内会議に出席しても、ろくに自分の意見が発表できません。 会議が終了してから、いつも襲ってくるのは劣等感です。 おれはダメだな、他の連中はどんどん手をあげて、素晴らしいアイデアを説得力豊かに発言しているのに、どうしてだろ・・・
対人恐怖症者の固定観念
いままで経理部にいましたが、このたびの人事異動で営業部に異動になりました。 経理部はあまり口をきかなくともなんとかやっていける仕事ですが、口下手で交際下手な人間の私がうまくやっていけるのか・・・。 だいいち、営業部ではひ・・・
対人恐怖症と被害者意識
Sさんは今年、大学を卒業して就職しましたが、配属された課の上司が私を見るとき、いつも敵意をもっているように感じられてならないのです。 それは、同じ課内にいる同期に入社した2,3の者たちとは、いつもにこやかに笑顔で話をして・・・