”自分の顔を変な顔だと思う” 対人恐怖症患者F子さんは、物心がついた頃から変な顔だと父や親戚などからいわれて、つよい屈辱の思いで幼少期を過ごした。 たび重なる父の暴言・暴力を相談しても親身に応じてくれない母には、はげしい・・・
「対人恐怖症の症状」の記事一覧(14 / 18ページ目)
拒否されるのが怖い人はどうしたらいいか
拒否されるのが怖いとは、ありのままで人と接しなかったことである。 もちろん、拒否されるのが好きな人なんていない。 しかし、ありのままの自分を抑え込んで生きていくと、だんだん他人に拒否されるのが怖くなる。 ここで、拒否され・・・
対人恐怖症の視線恐怖と森田療法
●視線恐怖の治療 ”昔からあった視線恐怖” 視線恐怖の患者が近年増えて来たとの見解もあるが、戦前の比較資料があるわけではなく、単なる印象判断にとどまっている。しかし、相手の目をじっと見て話すようにとのアメリカ流の対人的あ・・・
対人恐怖症者と快楽主義者
“楽しみは追うほどに逃げる” 対人恐怖症の不安な人間は、人間関係ばかりではなく、いろいろなことで決めてかかる。 快楽主義者はたとえば、どうしなければ楽しめないというものでもないのに、ひとりで勝手に「こう」でな・・・
間に困惑する対人恐怖症の人々
”ひとりで喫茶店に入れない” 対人関係の「間」は、言語的コミュニケーションになぎらない。 たとえばA男さんは、公務員宿舎あから通勤していたこともあって、同僚と同じ電車に乗りあわせることが多かった。 たまたま同じ客車に同僚・・・
不信の中で戸惑う対人恐怖症者
●「こうでなければ好かれない」という思い込み ”信じられないことの辛さ” 人生をきわめて堅苦しく考えている人がいる。 人間はこう生きなければならない、こう生きなければ他人に好かれない、こうでなければ好感はもたれない、と決・・・
対人恐怖症は三十歳を超えると激減する
”多弁になる人、無口になる人” 対人恐怖症の背景にある「間」の困惑に着目すると、対人恐怖症の特別の発病契機もなく徐々に赤面恐怖があらわれてくる例も理解しうるようになる。 このような例では、「間」の困惑自体を自覚しているか・・・
自己評価が低い対人恐怖症の人々
”愛に飢えた人々” 自己評価が高いか低いかということは、せんじ詰めれば、他人に受け入れられると感じているか、拒否されると感じているかの相違である。 ウェインバーグの『プライアント・アニマル』に次のような話が出ている。 全・・・
へまを恐れる対人恐怖症の人
“へまが怖い” ところで、つよいかよわいかといった話は、とかく陰々滅滅となりがちでいる。 なにも対人恐怖症患者にかぎらず、一般に弱者と思い込んでいる人たちの気持ちを、下手に分かったような言い方をすると反発をく・・・
外面がよくて内面が悪い対人恐怖症者
二重拘束や不機嫌のことを考えてくると、われわれはもうひとつよくあるタイプの人間に気付かざるを得ない。 それは、外面がよくて内面が悪い対人恐怖症の人間である。 外面がよいのは愛情を求めているのである。 しかしその対人恐怖症・・・