”待つ”という人生の能力” 対人恐怖症など情緒的に未成熟な母親は、子どもの自然な成長を待てないという。 しかしこのことはなにも親子関係についてのみいえることではない。 対人恐怖症など情緒的に未成熟な者は子どものみならず、・・・
「対人恐怖症の症状」の記事一覧(13 / 18ページ目)
依存心の強い親とその子ども
●どこまでも自分は自分 ”人に気に入られるために生まれて来たのではない” 気に入らなければ可愛がらないという親の子どもは、受容されるということがない。 他人を受容できる人間には自律性がある。 他人を拒絶する人間には依存性・・・
対人恐怖症と明るい子の裏側
”あんなに明るい子が、なぜ・・・・?” ”従順なよい子”の内面の苦悩を、なんと周囲の人は理解していないことだろう。 北風にマントをはぎとられ、寒さに凍えているのが”従順なよい子”なのである。 対人恐怖症の依存心の強い周囲・・・
対人恐怖症と北風と太陽
●つくり笑いはうまくなったけれど ”従順なよい子に仕立てられて” 対人恐怖症の依存心の強い者は、他人の言動や気持ちに対しての要求が強い。 しかし他人は、依存心の強い者の要求通りに行動することもないし、ましてや要求どおりの・・・
対人恐怖症のデリケートな例
対人恐怖症の中間状況では、親密集団における対人関係で許され、かつ望ましいとされる対人恐怖症の自他合体的志向と、同じく無関係集団でゆるされ、かつ望ましいとされる対人恐怖症の自他分離的志向の、どちらもとりにくい。 そのために・・・
対人恐怖症の人は妥協するなかれ
“内なるものを開花させよ!” 「人間にとってもっとも大切なことは、”Don’t compromise”(妥協するなかれ!)ということである」アメリカの心理学者、シーベリーがそう言っている。 誤解さ・・・
対人恐怖症と三つ子の魂百まで
「三つ子の魂百まで」 そもそも対人恐怖症の精神療法における親子関係の重視は精神分析学に由来するものといえる。 が、実は、もともと「三つ子の魂百まで」ともいわれてきたように素朴な認識には軽視しがたい重みがある。 実際、対人・・・
対人恐怖症の視線恐怖の病状変遷の複雑な例
”意地っ張りだがすぐ折れる” (参照) ところで、この点をF子さんに指摘し、「あなたの話を聞いていると、たいへんな意地っ張りだね。負けず嫌いで折れるということを知らないんじゃないの。意地も結構だけど、かえって生きにくくな・・・
対人恐怖症と意のままにしようとする間違い
●ただただまわりに受け入れられたい ”意のままにしようとする間違い” 不眠症などというものはあり得ない、という文を読んだことがある。 つまり、人間は眠らなければ死んでしまうのだから必ずどこかで眠っているはずだ、というので・・・