”人間はみな弱い存在である” 人前で真っ赤になろう、おおいにふるえよう、めちゃくちゃにあがってしまおうと願わせる逆説的志向は、大きな壁にぶつかった。 フランクルのような「逆説的志向、何度でも逆説的志向」といった反復指示も・・・
「対人恐怖症の治療」の記事一覧(15 / 15ページ目)
対人恐怖症者は負け惜しみの意地っ張り根性
”負け惜しみの意地っ張り根性” 対人恐怖症患者の性格特徴は、森田療法の定義、すなわち「対人恐怖症は、恥ずかしがる事を似て、自らふがいないことと考え、恥ずかしがらないようにと苦心する『負け惜しみ』の意地っ張り根性である」と・・・
対人恐怖症の治療、森田療法
”森田療法の威力” 著者の治療経験の出発点となったのは、森田の治療技法であった。 その技法とは、すでに<赤面恐怖>段階のところでとりあげた恐怖突入である。 その際あえて指摘しなかったが、その技法は後にフランクル(みずから・・・
対人恐怖症の精神療法の三本柱
●雑談のなかで自分をみつめる ”現代の精神療法” 対人恐怖症の精神療法にはことなった学派が数えきれないほどある。 それらとは別に、宗教団体において信者の悩みの相談に応じるのも、会社の上司が部下の相談にのるのも、立派な精神・・・
対人恐怖症とは負け惜しみの意地っ張り
”リンゴのように真っ赤になろう” このような事実を考えると、たとえ赤面恐怖症患者が赤面の悩みを執拗に訴えようとも、赤面恐怖とは赤面することのできない病いである、といわざるをえないのだ。 この点を見事に喝破し、その後の対人・・・