”「間」の美” 沈黙の語りともいうべき「間」の美について語り合うのも、一興であろう。 専門家も語りえないこの問題を、初歩的ながら対人恐怖症の治療者と患者がはなしあうのは、ともにわからないからこそ興味深いし、逆に対人恐怖症・・・
「対人恐怖症の治療」の記事一覧(12 / 15ページ目)
対人恐怖症の人はまず解釈を改めよう
”自分の中の隠された攻撃性を読む” 自分の心の中に攻撃性を抑圧している対人恐怖症の人ほど他人を恐れる。 対人恐怖症の人は他人が自分の弱点を攻撃するのではないかと思うからである。 好意的な人、寛大な人は、決して他人の弱点を・・・
対人恐怖症の人と「間」
”「間」とはなにか” 「間」といえば、日本における「間」の文化が思い出される。 ところが、「間」という言葉はいろんなつかわれ方がされていて、それらに共通する意味をとりだすことは、大変難しいようである。 南博編『間の研究』・・・
対人恐怖症の人は好意の人を避けないように!
”「誠実な人が恐ろしい」心理” 幼い頃の体験は消せないインクだという人もいるが、決してそんなことはない。 他人の好意に接しているうちに、世の中の人間は決して自分の親のように受け身の人間ばかりではないと実感できる時がある。・・・
悲劇と喜劇
”悲劇と喜劇” 対人恐怖症者は、「間」の悪さを避け、さらに自分の無力性を克服してものに動じない人間になろうとし、結局は敗者に終わる。 用意周到にあらゆる挫折の可能性を克服しながら勝者への道をつきすすみ、そのすべてが裏目に・・・
対人恐怖症を克服するのに最も大切なこと
●自分を拒否する人にはかかわらない ”他人の好意を実感する” 小さい頃から要求がましい親に育てられると、成長してから親以外の人に会っても何か支配されているように感じてしまうのである。 対人恐怖症の人は誰も自分のことなど何・・・
対人恐怖症と「アイ」といえない青鬼の話
●「間」の文化を考える ”「アイ」といえない青鬼の話” 治療技法上の問題として、対人恐怖症の中核をなす「間」の扱い方を視点をひろげて、もう一度見直しておく。 その見直しに際して、著者の愛読している読売新聞の『ラブレター「・・・
対人恐怖症者よ、今、勇気を持て
“真実を直視する小さな勇気があればいい” ハイ・コントロールでローサポートに育てられた対人恐怖症の人、愛されないで支配されて育てられた対人恐怖症の人は、権威主義的性格になりやすい。 この権威主義的性格の本質は・・・
ねくらの面に注目する
“ねくらの面に目を向ける” さて、特殊な対人恐怖症例ではあるが、G男さんのような例に、どう治療的にアプローチするかに話を進めるとしよう。 この対人恐怖症例は、特定のの一人の人間に対して対人恐怖症的となり、しか・・・
対人恐怖症の人の対人関係
”対人関係がすべてではない” けれども人間は、対人関係がすべてではない。 むろんこの世の中には、対人関係を離れて生きる場などはどこにもない。 しかし、その関与の度合いには濃淡がある。 私たちは時に対人関係のわずらわしさか・・・