”赤面できない病” 変化の過程をくわしくみると、次の三つの興味深い現象が認められる。 ここでは説明の便せん上、赤面症状にかぎって述べることにする。 1、症状狭窄現象 多くの対人恐怖症患者はもともと対人関係の「間」に著しい・・・
「対人恐怖症の原因」の記事一覧(8 / 9ページ目)
対人恐怖症と地獄からの使者
たとえば、対人恐怖症で、一瞬の気のゆるみも許されず、過度に緊張した感情の持続でヘトヘトになっている人がいる。 その原因が親であるにもかかわらず、「両親が私を思う気持ちを考えると・・・」となる。 そして「私は父を尊敬してい・・・
対人恐怖症の原因は幼児期の時の母親
“自分を愛してやまなかった人の正体” さて、とにかく、対人恐怖症克服のための自己鍛錬をいうのは、恐怖に立ち向かっているのではなく、真の動機である恐怖からにげているため成功しないのである。 真の動機である恐怖か・・・
我執性と没我性のはざまで揺れる対人恐怖症
”我執性と没我性のはざまで” ところで、1、「自」と「他」の意識と2、「間」の意識とは、どのように関連し合っているのだろうか。 この点をさらに明確にするための手がかりとなるのは、親密な人達と、見知らぬ人達という、両端にお・・・
自意識過剰な人はあやつり人形と同じ
”自意識過剰な人はあやつり人形と同じ” 自意識過剰な対人恐怖症の人は、戦争の終結も知らずにジャングルで戦っている人を想像してみるとよい。 それが、今の自分の姿だからである。 戦争は終わった。 しかし、自意識過剰な対人恐怖・・・
対人恐怖症の自意識と他意識
“自意識と他意識” 誰しも困惑しやすいこの中間状況は、当然、対人恐怖症者には最も苦手な状況である。 この状況を手掛かりにして対人恐怖症を分析してみると、次の二点が浮き彫りにされてくる。 1、「自」と「他」の意・・・
弱点を隠さなくてすむ安心感
”弱点を隠さなくてすむ安心感” 「自分を嫌うな」という対人恐怖症の克服に役立つベストセラーの本がある。 ところが実はもともと、自分で自分を嫌いな人などいないのである。 自分を嫌ったのは決して自分ではない。 親なのである。・・・
対人恐怖症とあるがままno.2
”なぜ、自然の感情を否定するのか” 何かで怖いという気持ちになった時、その怖いという気持ちを表現するなら、「意気地がないねえ」と父親からさげすまれた子供を考えてみればわかる。 当事者自身、先の中に出てくる、ジャンプ台での・・・