”自律している人は相手によって態度を変えない” 内面化された家庭像が歪んでいる者は、同時に外の現実の認識も歪んでいる。 だから対人恐怖症の人は他人を恐れるのである。 正確には、対人恐怖症の人は、他人が自分をどう思うかを恐・・・
「対人恐怖症の原因」の記事一覧(7 / 9ページ目)
対人恐怖症の人の家庭の内
●心の視野をほんのちょっと広げてみるだけで ”真実は外にある” 歪んだ家庭の中には、この世の中で一番良いのは家であるという意識を、家族に植え付けようとする過程がある。 対人恐怖症のはじまりである。 会社はくだらない、よの・・・
対人恐怖症とルサンチマン
“迫害される迫害者” ただ人並みに正視できる人間になりたいと思っただけなのが、どうして相手を見返す加害者になるのかという問題に、示唆的な答えを示しておこう。 精神医学には「迫害される迫害者」という、まことに興・・・
対人恐怖症者の自分をよく見せたい癖
”自分をよく見せるための正義” 世の中の人間がすべて、物事に対して”かくあるべし”と思っているわけではない。 いわんや他人に対して、常に”あるべき姿”を押し付けているわけではない。 ところが他人に会って緊張する対人恐怖症・・・
対人恐怖症の人「何も期待しないで」
●自分をよく見せる努力は自分を傷つける。 ”何も期待しないで” シュヴィングの本の中に、こんな症例が出ている。 シュヴィングが患者を訪ねた後、今度また訪ねていいかどうかを聞く。 すると、患者が紙切れに次のように書く。 「・・・
対人恐怖症と受容の大切さ
●安心して自分を”見捨てる” 対人恐怖症者にとって完全受容とは、相手が自分に何らかの意図をもつこともなくそばにいてくれるということである。 人間は受容されてこそ、自我も発達し、他人という現実もあらわれる。 受容されること・・・
他人に嫌われることなんて怖くない
”他人に嫌われることなんてこわくない” 色々な人が色々な症状で悩んでいるが、愉快に生きようと思えば、自分の恐怖の焦点にずかっと踏み込む以外にはない。 われわれは、他人に嫌われたって生きていける。 対人恐怖症の人が他人に嫌・・・
対人恐怖症の表情恐怖段階
”怒ったような笑ったような顔” 対人恐怖症患者の赤面するまいという克服努力の反自然性は、その結果にあらわれる。 その克服努力を繰り返していくうちに、本当に赤面しない人間になっていく。 内面では、いまにも赤面するのではない・・・
対人恐怖症者の親
”この「心の自立」をはたさなければ・・・” 今まで自分に従順であった子が離れて行こうとする時、親はその子をなじる。 いままで貪欲にしがみつかせてくれていた子の自立に、欲求不満な親は敏感である。 「二十年間も育ててやったの・・・
対人恐怖症者と親との戦い
ある人は、様々な苦しみから逃れるために自殺しようとする。 対人恐怖症の人はいくら自己鍛錬しても、症状が悪化するばかりだからである。 ところが一方に、賢明にも、自分の過去を勇気をもって反省することで対人恐怖症から救われた人・・・