自分が作り出したもの 対人恐怖症(自己臭恐怖症)の克服日記六月十四日・・・自分が平気でいると、A氏の様子にも、少しも妙なところは見出せない。 時々鼻をクスクスやることもある。 嫌な顔をして、身体を私と反対の方に向けて仕事・・・
「対人恐怖症の克服例」の記事一覧(3 / 7ページ目)
対人恐怖症(自己臭恐怖症)の克服日記No.2
地金をさらけて 対人恐怖症(自己臭恐怖症)の克服日記六月七日:・・・昨日、先生のいわれたように、私は、地金のままに、自分を見てもらえればよいと思うから、電車の中で、人が来ても、自分から位置を変えなかった。 しかしじぶんが・・・
対人恐怖症(自己臭恐怖症)の克服日記No.1
二十六歳、会社員。 昭和十年六月六日、初診。 二十一歳頃から、腋臭をきにするようになった。 昨年五月、外科的手術を受ける。 対人恐怖症(自己臭恐怖症)の克服日記六月六日:自分は、会社へ出る前に、毎朝、洋服に香水をかける。・・・
重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服記(治療編)No.20
いたるところに仕事がある 重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服記、退院後、八月三日の手紙。 「(前略)家に帰って驚いたことは、種々のことに気の付くことであります。(略)今日も、兄の家で、風鈴の壊れたのや、簾の破れたのを修繕し・・・
重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服記(治療編)No.19
重症の対人恐怖症(視線恐怖)患者の日記全体については、細字にて、記述詳細にわたり、毎日の仕事のこと、自己内省のこと、私の講和の条項、要領など、漏らさずに書いてある。 重症の対人恐怖症(視線恐怖)患者の症状のことでは、警句・・・
重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服記(治療編)No.18
自分は苦しくても人を喜ばせる 重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服日記第六十八日・・・午後、先生に根岸病院に連れて行っていただく。 病院では、講演のあった後、先生が、自分の日記を読まれて、自分の治病経過を説明して下さった。 ・・・
重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服記(治療編)No.17
劣等だから人より以上に努める 重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服日記第六十三日・・・弟に、手紙を出す。 病覚に捉われている間は、しきりに弟に対して、なにゆえに自分に同情してくれないかと不満に思った。 そして弟の良い点を見て・・・
重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服記(治療編)No.16
睡眠は五、六時間でよい 重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服日記第五十一日・・・午後、先生と一緒に松坂屋へ行く。 百貨店へ行くのは、数ヵ月振りのことである。 行ってみて、自分の様子のかわっているのに驚いた。 以前は、汗を流し・・・
重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服記(治療編)No.15
見栄ばかりを自覚する 重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服日記第四十六日・・・今日、先生が患者に対するお話の要点は、「自分は、見栄を張っているものである、ということを自覚すればよい。 自分の心の事実をありのままにみればよい。・・・
重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服記(治療編)No.14
ものそのものになる 重症の対人恐怖症(視線恐怖)克服日記第三十四日・・・先生と一緒に、木材を買いに行く。 帰りには、荷車に積んで、自分が引っ張って来た。 人の引くのを見ると楽なようだが、実際に当たってみると、足が宙に浮い・・・