凡人の自覚 対人恐怖症(赤面恐怖)の克服日記十三日:先生は、おまえの価値はこのくらいだと一言も言わずに、私に私の価値を知らせて下さった。―何らの失望も伴わずに―私は英雄でも豪傑でもなかった。 純な弱い子どもだったのだ。 ・・・
「対人恐怖症の克服の考え方」の記事一覧(8 / 19ページ目)
赤面恐怖の克服例NO.12
職業は人によって貴賤あり 対人恐怖症(赤面恐怖)の克服日記十二日:起きれば美しい未明であった。 久しく会わなかった懐かしい冬の朝だ。 星がキラキラ光っている。 海岸へ出る。 三崎半島には、もう朝らしい明るい光が芽生えてい・・・
赤面恐怖の克服例NO.11
人情の自然が立派だ 対人恐怖症(赤面恐怖)の克服日記八日:霧が晴れかかってきた。 赤インキ『森田正馬が赤インキで書き添えたもの』は、朝日のような輝かしさに、霧を晴れさせてくれた。 岩の上に座って、渦巻き、ゆらぎ、沸き立っ・・・
赤面恐怖の克服例NO.10
勇気はいらない 対人恐怖症(赤面恐怖)の克服日記七日:今日は一日、断食して寝るつもりだ。 いろいろ考えた。 病より自分の将来を考えるのが辛かった。 まず、まるで茫として、何が何やら見当がつかない。 対人恐怖症(赤面恐怖)・・・
赤面恐怖の克服例NO.9
自己測定器 対人恐怖症(赤面恐怖)の克服日記二日:午前中は、前田の主人と芋掘りに出かけた。 何だか気まずい。 なぜこんな気分が続くのか。 考えてみてもわからない。 複雑な微妙な人の心理だから、わかる道理のものではない。 ・・・
赤面恐怖の克服例NO.8
宿命論を排す 対人恐怖症(赤面恐怖)の克服日記ニ十七日:下の人が、拳コツほどの蕨の餅を五つくれた。 朝飯前であったから、牛乳一合飲んだうえ、三つたいらげた。 そのうえ、飯を三杯食った。 昨夜、先生から、日記が戻ってきた。・・・
赤面恐怖の克服例NO.7
生活そのものが詩であり信仰でありたい 私は、父に偽りの誓言が、クリスチャンの私として、罪悪感の値があります。 対人恐怖症(赤面恐怖)の克服日記に対する森田正馬の回答『言葉尻の拘泥は、真の信仰ではない。改めて相談すればよい・・・
赤面恐怖の克服例NO.6
人間性の自然に従う 対人恐怖症(赤面恐怖)の克服日記十六日:今日は房州へ来てから、一番具合の悪い日である。 午後、前田へ米搗きにいった。 顔が赤面。 人と上手く話が合わない。 神経の作用が遅鈍になった。 視点を朦朧とさせ・・・
赤面恐怖の克服例NO.5
自信も何もいらぬ 対人恐怖症(赤面恐怖)の克服日記八日:ズボンとシャツ一枚で収穫の手伝いをした。 日はキラキラと、青い空に輝いている。 女三人と一緒に仕事をする。 一日中、冗談をいいながら笑う。 牛乳屋が、通りがかりに娘・・・
赤面恐怖の克服例NO.4
苦痛を客観的に見る 家庭の都合で退院した。 その後は、日記で指導することにした。 対人恐怖症(赤面恐怖)の克服日記第二十一日:家に帰っても、今までの心持ちを変えてはならぬ。 亜鈴体操とか散歩とか、治療ということに捉われて・・・