”あるがままに自分を考える” 人間の言動は背後の動機を強化するから、ありのままの現実を否定することで、余計ありのままの現実が怖くなっている。 現実は、理由もなく自分にとっては好ましくないものという感じ方になってしまう。 ・・・
「対人恐怖症の克服の考え方」の記事一覧(17 / 19ページ目)
対人恐怖症の精神療法の三本柱
●雑談のなかで自分をみつめる ”現代の精神療法” 対人恐怖症の精神療法にはことなった学派が数えきれないほどある。 それらとは別に、宗教団体において信者の悩みの相談に応じるのも、会社の上司が部下の相談にのるのも、立派な精神・・・
対人恐怖症の福は外、鬼は内
”自律している人は相手によって態度を変えない” 内面化された家庭像が歪んでいる者は、同時に外の現実の認識も歪んでいる。 だから対人恐怖症の人は他人を恐れるのである。 正確には、対人恐怖症の人は、他人が自分をどう思うかを恐・・・
対人恐怖症の人の家庭の内
●心の視野をほんのちょっと広げてみるだけで ”真実は外にある” 歪んだ家庭の中には、この世の中で一番良いのは家であるという意識を、家族に植え付けようとする過程がある。 対人恐怖症のはじまりである。 会社はくだらない、よの・・・
対人恐怖症の人「何も期待しないで」
●自分をよく見せる努力は自分を傷つける。 ”何も期待しないで” シュヴィングの本の中に、こんな症例が出ている。 シュヴィングが患者を訪ねた後、今度また訪ねていいかどうかを聞く。 すると、患者が紙切れに次のように書く。 「・・・
対人恐怖症と受容の大切さ
●安心して自分を”見捨てる” 対人恐怖症者にとって完全受容とは、相手が自分に何らかの意図をもつこともなくそばにいてくれるということである。 人間は受容されてこそ、自我も発達し、他人という現実もあらわれる。 受容されること・・・
他人に嫌われることなんて怖くない
”他人に嫌われることなんてこわくない” 色々な人が色々な症状で悩んでいるが、愉快に生きようと思えば、自分の恐怖の焦点にずかっと踏み込む以外にはない。 われわれは、他人に嫌われたって生きていける。 対人恐怖症の人が他人に嫌・・・
対人恐怖症の視線恐怖への移行
●破壊力を持った視線―――視線恐怖 ”面子丸つぶれの恐怖” 「面子丸つぶれ」「面目を失う」「面目ない」などということばがあるが、顔と名誉・自負心とは深く関連し合っている。 対人恐怖症患者はへまを怖れ、面目をたてようと自己・・・
対人恐怖症に立ち向かう姿勢
“自分の笑顔が気になるという人” 対人恐怖症というと、赤面恐怖のようなものをすぐに思い浮かべるが、実際には、実にいろいろな種類がある。 笑顔が気になるという人もいる。 つまり、自分の笑顔が他人に不快を与えると・・・
対人恐怖症者の親
”この「心の自立」をはたさなければ・・・” 今まで自分に従順であった子が離れて行こうとする時、親はその子をなじる。 いままで貪欲にしがみつかせてくれていた子の自立に、欲求不満な親は敏感である。 「二十年間も育ててやったの・・・