赤面恐怖の名の起こりは、強迫観念より前に1846年、カスパーが赤面症と名づけて報告したのをもって、医学者の観察のはじめとしている。 その後50年を経て、ベヒテリユーが対人苦悶と称して、一種特別の病であるということになった・・・
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対人恐怖症(または赤面恐怖)とその治し方NO.3
そもそも、強迫観念は恐怖である。 苦悩である。 煩悶である。 それでは煩悶とは何であろうか。 それは、心の反応、葛藤である。 鼻の先が視える。 視ないようにとする。 時計の音が耳障りになる。 聴かないように努力する。 不・・・
対人恐怖症(または赤面恐怖)とその治し方NO.1
赤面恐怖とは、人前で自分の顔の赤くなるのを苦にするもので、つまり「自分は、気が小さくて、恥かしがり屋である。 こんなことでは、一人前の立派な人間になることができない」と悲観し、苦悩するものである。 赤面恐怖は、強迫観念の・・・
対人恐怖症と罪の病理
罪の意識が顕著にみられる<視線恐怖>段階の症状構造を明らかにすることにしたい。 <赤面恐怖>→<表情恐怖>→<視線恐怖> 症状変遷の進展とともに前段階の症状が背景化・潜在化する。 その過程をくわしくみると、面白い現象が認・・・