四十五歳、荒物商、対人恐怖症 同胞八人のうち、第一子。 教育は、中学卒業、成績は上。 徴兵は第一乙。 二十三歳結婚。 子九人あり。 二十五歳蓄膿症の手術をし、三十歳胃アトニ―に罹ったことがある。 酒は晩酌二合、喫煙する。・・・
「対人恐怖症とは」の記事一覧(2 / 10ページ目)
赤面恐怖の克服例NO.15
対人恐怖症(赤面恐怖)克服記録その後 対人恐怖症(赤面恐怖)克服記録翌年、三月初めの彼の手紙には「私は毎日、上野の図書館へ行きます。 赤面するが、先生の『堪えよ、突入せよ』をモットーとして、赤くなろうが、青くなろうが堪え・・・
赤面恐怖の克服例NO.14
赤面恐怖克服 対人恐怖症(赤面恐怖)の克服日記十七日:胃の具合が悪かったが、今朝は下痢になった。 構わず、アスパラガスの畑へ仕事にいった。 地中に深くもぐっている株を掘り取るのは、かなりの仕事である。 下痢をしたが、別に・・・
赤面恐怖の克服例NO.13
凡人の自覚 対人恐怖症(赤面恐怖)の克服日記十三日:先生は、おまえの価値はこのくらいだと一言も言わずに、私に私の価値を知らせて下さった。―何らの失望も伴わずに―私は英雄でも豪傑でもなかった。 純な弱い子どもだったのだ。 ・・・
赤面恐怖の克服例NO.12
職業は人によって貴賤あり 対人恐怖症(赤面恐怖)の克服日記十二日:起きれば美しい未明であった。 久しく会わなかった懐かしい冬の朝だ。 星がキラキラ光っている。 海岸へ出る。 三崎半島には、もう朝らしい明るい光が芽生えてい・・・
赤面恐怖の克服例NO.11
人情の自然が立派だ 対人恐怖症(赤面恐怖)の克服日記八日:霧が晴れかかってきた。 赤インキ『森田正馬が赤インキで書き添えたもの』は、朝日のような輝かしさに、霧を晴れさせてくれた。 岩の上に座って、渦巻き、ゆらぎ、沸き立っ・・・
赤面恐怖の克服例NO.6
人間性の自然に従う 対人恐怖症(赤面恐怖)の克服日記十六日:今日は房州へ来てから、一番具合の悪い日である。 午後、前田へ米搗きにいった。 顔が赤面。 人と上手く話が合わない。 神経の作用が遅鈍になった。 視点を朦朧とさせ・・・
対人恐怖症(または赤面恐怖)とその治し方NO.7
なお対人恐怖症の心がけるべき態度を挙げれば― まず第一に、デュボアの説得療法でもいうように、これと同じく常人が常識で忠告し訓戒するように、患者に対して「気を小さくしてはいけない、大胆になれ、勇気を起こせ」とかいうことがあ・・・