真実を話すと、人は皆何かしらのマインドコントロールされています。
例えば、レストランで突然大声をあげるとかです。
もし突然レストランで大声を発したら大体変な人だと思われるのではないでしょうか。
中にはまったく気にしない人もいるかもしれませんが。
しかし、私たちは幼児期に親から躾けと題してレストランでは騒いではいけません。
と教え込まれます。
ここが重要なポイント!です。躾と題するマインドコントロールなのです。
言い換えれば社会でのルールを守っていくこと自体がマインドコントロールなのです。
赤信号は止まれ。などもそれの一つです。
もちろん社会で生活していくためには多少のルールを守る必要があります。
しかし、そのルールが行き過ぎると心に問題が生じてきます。
私は、小学生低学年の頃、小食で、配膳された給食を食べきれず、先生が厳しい人で、いつも給食後のそうじの時間まで残って給食と向かい合っていました。とても苦痛な時間でした。
ここでもマインドコントロールが働いています。
「食べ物はいかなるときでも残すものではない、必ず全部食べ切ることが正しいこと」だということです。
「お残しは許しまへんでー!」
ちょっとマニアックな話になりますが、私は忍たま乱太郎の給食のおばさんが苦手でした。(笑)
時はさかのぼり、私は大学生の時、レストランでアルバイトをしていました。
そして、その休憩中、まかないを作ってくれたコックさんと一緒にまかないを食べることになりました。
その時、あの小学生低学年の時の「食べ物は残さず食べなくちゃ、なおのことまかないを自分のために作ってくれたコックさんの前では確実に食べ切らなくてはならない」というマインドコントロールが働き、「食べなきゃ」「食べなきゃ」・・・と自分を追い詰め、その為に食欲は一気になくなり、喉は完全にふさがれてしまったのです。
会食恐怖症です。
今では少しぐらい残したっていいや。という心にセットされ、そういう場は大丈夫になりましたが、あの当時はとても辛かった思い出があります。
マインドコントロールから抜け出すにはマインドコントロールをぶち壊す必要があります。
その為に必要なのが、「勇気」です。
私はマインドコントロールをぶち壊すため、対人恐怖症、社交不安障害を克服するためにはこれに尽きると思います。
実際、その大学生当時、勇気を出してコックさんの目の前でまかないを2,3口食べただけで残りを生ごみのゴミ箱に捨てた
ことを鮮明に覚えています。
そこから気分が楽になって行きました。
人は皆、ものの見方はせんさまんべつです。
そのなかであなたを苦しめているマインドコントロールは何でしょうか。
まずはそのマインドコントロールを見つけることが大きな一歩になってくると思います。